BRAND
「Contour」は1978年にスタートして以来、美しい冬の自然を楽しみながら後世に残していくことをテーマに、自然環境に与える影響が少ないスキー・スノーボードマウンテニアリングやハイキングなどに特化した製品の製造・取り扱いを行っています。
製造されるクライミングスキンは100%オーストリア製で、ヨーロッパアルプスのタフなコンディションでの使用に耐えうるようテスト・製造されています。ブランドファウンダーのEdi Kochが掲げた「“From the heart of the Alps, to the world’s highest peaks!”」というスローガンは、ただのマーケティングのためのテーマではなく、「Contour」製品を作る際の合言葉として今でも息づいています。世界中のどんな環境でも十分に性能を発揮できるよう、最も厳しい環境でのテストを実施しており、そういった開発環境に適したヨーロッパアルプスの懐、まさに「heart of Alps」であるインスブルックのほど近くのミルスという街に本社を構えています。
TECHNOLOGY
代表的な「ハイブリッドテクノロジー」は2層の接着層によってもたらされる優れたクライミングスキンテクノロジーです。スキーの板に接着する面(外層)は温度の変化に強いことが特徴で、低温でも接着能力が落ちないことはもちろん、高温でも性質が変わらず安定しています。
外層の内側に配置された接着層は、クライミングスキンと外層の接着面を強力に結び付ける役割を果たしています。
これらの2層(hybrid)構造により、接着面どうしを貼り付けても、はがす際に接着面の一部がはがれて、もう片方に貼りついてしまうことがありません。また、温度変化に強く安定した接着面なので、春スキーなどでも滑走面に接着剤が残るようなこともないので、快適にスノーマウンテニアリングを楽しむことができます。
滑走の際には接着面同士を貼り付けてザックに入れられるうえに、クライミングスキン自体がしなやかにできているので、簡単に折りたたむことができます。チートシートを必要としないので、荷物自体もコンパクトにすることが可能です。
安定した接着面の構造は保管の際には特に長所を発揮します。念のため専用のシートを貼っての保管が望ましいですが、冷蔵庫に入れたり、今までのようなグルーを張り替える等の作業は必要ありません。泥や木の皮、ワックスなどで接着面が汚れてしまった際には、クリーナーで接着面をクリーニングすることにより粘着力を復元することができます。
クライミングスキン面に使用されるモヘアは、アンゴラ羊のとてもしなやかな羊毛を使用しており、低温環境下でもグリップ力を損なわず、前方向へのグライドも非常にスムーズです。「ハイブリッド ピュア」はこのモヘアを100%使用した製品で、「ハイブリッド ミックス」は70%のモヘアと30%の化学繊維をブレンドしています。特にグライド力に優れ、軽量な「ハイブリッド ピュア」と、グリップ力にアドバンテージがある「ハイブリッド ミックス」を状況や斜面によりセレクトしてください。